脱毛における「波長(nm)」とは何か?
脱毛に使用されるレーザーや光には、それぞれ異なる“波長”が存在します。
波長とは、光が1回振動する間の長さのことで、単位は**ナノメートル(nm)**で表されます。1nmは1ミリメートルの100万分の1という非常に小さな単位です。
この波長の長さによって、**皮膚のどこまで熱が届くか=「深達度」**が決まり、
- 脱毛効果の高さ
- 痛みの強さ
- 肌への影響度
に大きく関わってきます。
波長が長い=深く届く。短い=浅く効く
一般的に、波長が短いほど浅い位置に光が吸収されやすく、波長が長いほど深部にまで到達します。
これは脱毛において重要な意味を持ちます。
| 波長 | 深達度 | 代表的なレーザー | 対象毛・肌 |
|---|---|---|---|
| 755nm | 浅い | アレキサンドライトレーザー | 色白・太い毛 |
| 800〜810nm | 中間 | ダイオードレーザー | 幅広い毛質 |
| 1064nm | 深い | ヤグレーザー | 深部の毛・色黒肌 |
この“到達の深さ”が、脱毛の効きやすさや安全性を決定づけるため、自分の肌質・毛質に合った波長を選ぶことが重要です。
波長ごとのレーザーの特徴を徹底比較
1. アレキサンドライトレーザー(755nm)
- 波長が短く、表皮に近い毛に高反応
- メラニン吸収率が高いため効果が強い
- 太く濃い毛に抜群の効果
- 色白肌向き、色黒肌には不向き
2. ダイオードレーザー(800〜810nm)
- 中間的な波長で汎用性が高い
- 毛質・肌質を選ばず多くのクリニックで採用
- 蓄熱式・熱破壊式の両方式に対応可能
- 男性のヒゲ・腕・すね毛にも適応しやすい
3. ヤグレーザー(1064nm)
- 最長波長で皮膚の深部まで到達
- 毛根が深いVIOやヒゲに有効
- 日焼け肌・色黒肌にも照射可能
- 効果は高いが、痛みが強めで麻酔クリーム推奨
なぜ波長の違いが“痛み”や“効果”に影響するのか?
光が肌に吸収される際には「ターゲット」があります。脱毛では主に**メラニン(黒い色素)**が標的です。
- アレキサンドライトはメラニンへの反応が強いため脱毛効果が高い反面、火傷リスクも高め
- ヤグレーザーはメラニンへの反応は弱いが、水分への反応によって深部を温めるため色黒肌でもOK
つまり、波長が短いと「浅く鋭く」効く、長いと「深くじんわり」効く、という違いがあり、
脱毛部位・肌質・毛の太さによって適した選択肢が変わるというわけです。
メンズ脱毛における波長の選び方|部位別おすすめ
| 脱毛部位 | おすすめ波長 | 理由 |
|---|---|---|
| ヒゲ | 810〜1064nm(ダイオード or ヤグ) | 毛根が深く、刺激も強いため出力調整しやすい波長がベター |
| 背中・うなじ | 810nm前後(ダイオード) | 細く薄い産毛に対応可能 |
| VIO | 1064nm(ヤグ) | 深部の毛・色素沈着部位でも安全に照射可能 |
| 脚・腕 | 755〜810nm(アレキ or ダイオード) | 太めの毛と肌の明度で調整しやすい |
波長が違えば“脱毛完了までの回数”も変わる?
使用されるレーザーの波長によって、脱毛の進行スピードや効果実感の早さにも差があります。
たとえば…
- アレキサンドライトレーザー → 比較的早い段階で毛が抜けやすい
- ヤグレーザー → 回数は必要だが根深い毛に効く
- ダイオードレーザー → バランス型で安定して効果が出やすい
施術回数は肌質・毛質・毛量・波長の組み合わせで決まるため、最適なマシン選びこそが“コスパの良い脱毛”につながります。
実際の体験談|波長選びで効果が変わったケース
20代男性(ヒゲ脱毛)
「アレキサンドライトで6回やったけど、首のヒゲが全然減らなかった。ヤグレーザーに切り替えたら一気に抜けた感じ。毛の深さに合った波長って本当に大事だなと思った。」
30代男性(色黒肌)
「他のクリニックでは断られたけど、ヤグなら照射できると聞いてチャレンジ。日焼けしてても安全に脱毛できたのはありがたい。やや痛かったけど我慢できるレベル。」
まとめ|波長の理解が、後悔しない脱毛選びへの第一歩
医療脱毛は「どこでやるか」も大切ですが、「どんな波長の機器を使うか」で得られる効果が大きく変わってきます。
自分の肌色・毛のタイプ・脱毛したい部位に応じて、
- どの波長が適しているのか?
- 施設のマシンが対応しているのか?
を事前にチェックしておくことで、失敗のない脱毛計画を立てることが可能です。
脱毛は知識の有無で結果が変わります。
「波長=ただの数字」と思わず、効果と安全性を左右する重要なファクターとして、ぜひ意識してみてください。