かつての常識「毛を焼き切る脱毛」とは?
脱毛といえば、かつては「毛を焼き切るような痛み」があるのが当たり前でした。
その代表が旧型のレーザーリムーバル方式。これは高出力のレーザー光線を毛に照射し、瞬間的に熱で焼き切るという脱毛手法です。
この方式は「毛根を破壊する」という意味では確かな効果がありましたが、同時に肌への負担・痛み・リスクが非常に大きいという問題を抱えていました。
旧型レーザーリムーバル脱毛の仕組みと特徴
高出力の単一波長レーザーで毛根を破壊
旧式レーザー脱毛機(主に1990〜2000年代初期)は、アレキサンドライトレーザー(755nm)やルビーレーザー(694nm)などを使用。
これらはメラニン色素に強く反応する性質を持っており、黒い毛にはよく効く一方、白髪や色素の薄い毛には不向きでした。
照射されたレーザーがメラニンを通じて毛乳頭に熱を伝え、最終的に焦げて焼き切れるような反応を引き起こします。
なぜ危険視されるようになったのか?代表的な3つのリスク
1. 火傷(やけど)のリスクが高い
高出力レーザーによる「焼き切る」タイプの照射は、表皮にも強い熱が伝わりやすいため、火傷のリスクが非常に高くなります。
特に色黒肌・日焼け肌・敏感肌の人では、赤みや水ぶくれを起こすケースが少なくありませんでした。
2. 痛みが強烈で継続が難しい
旧式の機器では冷却機能が未発達なものも多く、輪ゴムで弾かれたような激痛が毎回伴っていました。
施術を途中で断念する人も多く、特に男性のヒゲ脱毛では「1回でギブアップ」という話も。
3. 照射ムラ・効果のバラつきが大きい
一発ずつ手動で照射する機器が多く、技術者の腕により効果にムラが出やすいという問題も。
しかも当時は「照射漏れ保証」などのサポート制度も整っておらず、クレームが多発する原因になっていました。
今の脱毛方式と何が違う?最新技術との比較
| 項目 | 旧型レーザー脱毛 | 最新脱毛方式(例:SHR・IPL・ELOS) |
|---|---|---|
| 痛み | 強い | 弱い(チクッ程度) |
| 肌へのダメージ | 高い | 低い |
| 色黒肌対応 | 不可 | 可(RFやSHR方式は色素を選ばない) |
| 処理スピード | 遅い | 速い(連続照射・広範囲対応) |
| アフターケア | ほぼ自己責任 | 保湿・冷却・照射保証などサポート充実 |
実体験談|「毛を焼かれる感覚」に耐えられなかった
私は2007年、都内某所のメンズクリニックで初めてレーザー脱毛を受けました。
当時は“最新”と謳われていたアレキサンドライトレーザーでしたが、肌に当たるたびにジリッと焼かれる感覚が走り、照射直後から赤く腫れ上がる状態に。
翌朝にはヒリヒリが残り、会社の同僚からも「顔どうした?」と聞かれる始末。
痛みと肌トラブルで通院を断念した経験があります。
今の時代、旧式脱毛を選ぶ理由がないワケ
現在ではSHR・IPL・ELOSといった低刺激・高効率・高安全性の脱毛技術が普及しています。
中でもRF(高周波)とのハイブリッドであるELOS脱毛や、バルジ領域に作用するSHR脱毛は、肌質・毛質を問わず柔軟に対応できるのが魅力。
さらに、照射スピードや冷却機能も進化しており、「毛を焼く」という表現自体が時代遅れとなりつつあります。
旧型レーザー脱毛がまだ使われているケースに注意
安価なエステや、老舗の脱毛クリニックなどでは、いまだに旧型レーザー機器を使っている場合もあります。
以下のようなポイントをチェックしておきましょう。
- 機器の型番や製造年を確認できるか?
- 冷却装置が搭載されているか?
- アフターケアが充実しているか?
- 口コミに“焦げるようなニオイ”や“火傷”の記載がないか?
安さだけで選ぶと、旧型機によるトラブルリスクを自分で背負うことにもなりかねません。
まとめ|「焼き切る脱毛」はもう選ぶべきではない
- 旧型レーザー脱毛は痛み・火傷リスク・効果のムラが大きい
- 現在主流のSHR・IPL・ELOS方式は安全性と快適性が圧倒的に高い
- 脱毛初心者・敏感肌・色黒肌の方にも最新技術が最適
- クリニック選びでは導入機器の確認が必須
脱毛は「毛を焼くもの」ではなく、「肌を傷つけずに毛を減らす」時代に進化しました。
これからメンズ脱毛を始めるなら、旧型ではなく“未来型”の選択を。