筋トレと脱毛の“相性が悪い”って本当?
「筋トレを始めてから体毛が濃くなった気がする」「脱毛してもまた生えてくるのは筋トレのせい?」
そんな声をよく耳にします。筋肉をつけたい男性と、ムダ毛を減らしたい男性は意外と重なっていますが、果たしてこの2つの習慣は相性が悪いのでしょうか。
結論から言えば、筋トレ自体が脱毛の効果を直接妨げることはありません。しかし、「筋トレによって分泌される男性ホルモン」が間接的に影響する可能性があります。この記事ではそのメカニズムを詳しく解説していきます。
男性ホルモン(テストステロン)の増加と体毛の関係
テストステロンとは?
テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉量の増加・骨密度の向上・性欲の維持など、男性らしい体づくりに重要なホルモンです。
筋トレを行うことで、このテストステロンの分泌量が一時的に増えることが研究で示されています。
体毛を濃くするのはDHT(ジヒドロテストステロン)
ここで重要なのが、テストステロンが体内で変換されてできる**DHT(ジヒドロテストステロン)**というホルモンです。DHTは、ヒゲ・胸毛・腹毛・VIOなどの体毛を濃く太くする作用があります。
つまり、筋トレによってテストステロンが増える → DHTが増える → 特定の部位の毛が濃くなる、という流れが成立するのです。
医療脱毛はDHTに勝てる?
医療脱毛は毛根を破壊する
医療レーザー脱毛では、「毛母細胞」や「バルジ領域(毛の発生を司る部位)」を熱で破壊し、永久的に毛が再生しない状態を目指します。このため、DHTの影響を受けにくくなるのが特徴です。
筋トレしていても脱毛効果は出る
ただし、DHTの分泌が多い人は、照射後に“発毛指令”が強く出る可能性があり、毛が復活するケースもあります。このような人は、照射回数を通常より1〜2回多く受けることで効果を安定させやすくなります。
実際に筋トレと脱毛を併用している男性の声
筆者のクリニックでは、筋トレ愛好者の来院が増えています。例えば以下のようなケースがあります:
- 30代男性:週3でジム通い。ヒゲ脱毛8回で効果が出にくかったが、10回で自己処理不要に。
- 20代男性:ボディビル競技者。胸毛・腹毛が濃くなったが、6回の照射でほぼツルツルに。
- 40代男性:テストステロン注射治療中。通常より照射回数を増やして効果を維持。
つまり、筋トレと脱毛は両立可能。ただし「毛の濃さが戻りやすい人はこまめなメンテナンスが必要」なのは確かです。
脱毛前に知っておくべき3つのポイント
1. 照射部位ごとの効果を理解する
- ヒゲやVIOなどDHTの影響を受けやすい部位は、照射回数が多くなる傾向があります。
- 腕や脚などの部位は比較的効果が出やすく、筋トレの影響をあまり受けません。
2. 脱毛のタイミングと筋トレのスケジュールを分ける
- 脱毛当日は体温上昇や発汗を避けるため、筋トレを休むのがベター。
- 翌日以降の筋トレ再開は問題ありません。
3. 食事・サプリメントの影響にも注意
- テストステロンを高めるためのサプリ(例:亜鉛・マカ)を摂取している場合、DHTの影響が強くなる可能性があります。
- 過剰摂取は避け、バランスの良い食生活を意識しましょう。
まとめ|筋トレと脱毛は両立可能。ただし毛の濃さに注意
筋トレが脱毛の効果を打ち消すわけではありません。ただし、筋トレにより男性ホルモン(DHT)が増えると、脱毛効果が一部の部位で出にくくなる可能性があることは理解しておきましょう。
筋トレを頑張りたい人でも、脱毛の設計を工夫すれば美しいボディラインを手に入れることは十分可能です。
脱毛専門クリニックや経験豊富なサロンに相談し、自分の体質に合ったプランを選ぶことが成功の鍵です。
※この記事は、男性脱毛専門クリニックにおける事例と、ホルモンに関する医学的文献をもとに執筆しています。