それ、思い込みかも?「永久脱毛」の誤解
「永久脱毛すれば、もう一生毛が生えないと思ってました…」
実は、この言葉、脱毛相談の場で何度も耳にするフレーズです。
しかしこの“永久脱毛”というワード、本当の意味をご存じですか?
永久脱毛とは「一生ツルツルになる」ことではありません。
むしろその認識こそが、多くの人が結果に落胆する原因となっています。
この記事では、“永久脱毛”という言葉の定義・由来・誤解されがちなポイントを、業界歴10年以上の私がわかりやすく解説していきます。
「永久脱毛」の定義とは?
まずは正式な定義から確認してみましょう。
米国電気脱毛協会(AEA)による定義
永久脱毛とは「脱毛施術終了後、1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であること」。
つまり、80%以上の毛が生えてこなければ永久脱毛と認められるという基準です。
驚く方も多いのではないでしょうか?「完全に毛がゼロになること」ではないのです。
日本の医療脱毛クリニックでも同様
日本では「永久脱毛」という言葉は医療脱毛においてのみ使用可能とされていますが、その定義もほぼ同様です。
つまり、少し生えることは想定済みで、現実には“限りなく毛が生えにくくなる”というニュアンスです。
医療脱毛とサロン脱毛の違い|“永久”はどこまで本当?
では、エステやサロンでの脱毛はどうでしょうか。
医療脱毛(クリニック)
- 毛根を破壊する行為が可能(医療行為)
- 厚生労働省認可の医療レーザー機器を使用
- 永久脱毛の表現が許可されている
サロン脱毛(エステ)
- 毛を弱らせる「減毛・抑毛」が目的
- 使用機器は光脱毛(IPL)など出力が弱め
- 「永久脱毛」という表現は法律上NG
サロン脱毛は「効果があるけど、長期的にはまた生えてくる可能性が高い」ことが前提です。
一方で医療脱毛は「効果が高く、数年後もほとんど毛が生えない状態」を目指せます。
絶対に生えない脱毛は存在しない?その理由
私たちの体毛には「毛周期(もうしゅうき)」と呼ばれるサイクルがあり、「成長期→退行期→休止期」を繰り返しています。
このサイクルの影響で、一度毛がなくなっても、数年後に再び毛が生えてくる可能性はゼロではありません。
また、以下のような要因も毛の再生に関係します:
- ホルモンバランスの変化(男性ホルモン増加)
- 加齢による皮膚環境の変化
- 薬の副作用(AGA治療薬など)
つまり、“永久脱毛”といっても、「何年経っても100%毛が再生しない」と保証するものではないのです。
私の実体験:5年経った医療脱毛の“その後”
私はヒゲ・ワキ・VIOの医療脱毛を経験し、合計6回の施術を受けました。
照射から5年経過した現在、ほぼ毛は生えていません。
ただし、アゴ下にうっすら数本再生した毛を確認しています。
このように、「全く毛が生えない=永久」ではなく、「自己処理が必要ないレベルまで薄くなる」状態をイメージするとよいでしょう。
永久脱毛=“二度と毛が生えない”と思っていた人がやりがちな失敗
1. 3回程度でやめてしまう
医療脱毛は最低でも5〜8回が基本です。毛周期の関係で3回程度では全体の効果が不十分。
2. メンテナンスをしない
一度脱毛完了しても、年に1回程度の“照射メンテ”で仕上がりがキープできます。
3. サロン脱毛を“永久脱毛”と勘違いする
広告に惑わされて「安いからサロンでOK」と判断してしまうと、結局何度も通う羽目に。
結局「永久脱毛」ってどう理解するべき?
**永久脱毛=“毛がなくなる”のではなく、“毛の処理がいらないくらいに薄くなる状態”**です。
これはウソでも誇張でもなく、アメリカの定義にもとづいた事実です。
期待しすぎて失望する前に、正しい知識と現実的な期待値を持って脱毛に向き合うことが重要です。
まとめ|“永久脱毛”の本当の価値とは?
- 永久脱毛とは「完全に毛がゼロになる」ことではない
- 医療脱毛であれば、長期的な減毛効果が期待できる
- 毛周期やホルモン変化でわずかに再生する可能性もある
- 理解して受ければ、脱毛は“最高の自己投資”になる
「勘違いしてた…」と後悔する前に、知識武装しておきましょう。
そして、誰かにこう言ってあげてください。
「“永久脱毛”って、実は“完全脱毛”じゃないんだよ」って。